中文熟考

中日翻訳者が綴る日々の記録

余韻の残る日台合作映画「青春18×2 君へと続く道」

息子が旅行でいなかったので、評判のいい日台合作映画を見に映画館へ。あんなに泣いたのは「永遠の0」以来です。 ふらりと出かけた映画で余韻に浸る、かなり幸せな黄金週間となりました。 映画「青春18×2 君へと続く道」 あらすじ 仕事を失った36歳のジミーは…

テレビはどうなるんでしょうね。川口浩探検隊の本を読んで思ったこと

年末年始も仕事に明け暮れていたら、もう春の足音が。 2024年は年明けから落ち着かない日々が続きますね。 さて、最近読んだ本が面白かったので久しぶりにブログを書きます。 ヤラセと情熱 水曜スペシャル『川口浩探検隊』の真実 プチ鹿島 本の話をする前に…

サレ妻と間女の友情? 中国ドラマ「好事成双」にハマる

中国ドラマ「好事成双」にハマっています。SNSで中国の方がオススメしていたので見始めたのですが、止まらなくなってしまいました。 中国ドラマ「好事成双」 主演は先日このブログにも感想を書いた「こんにちは 私のお母さん」で主人公の母親役を演じた張小…

大ヒットした母娘の物語「こんにちは、私のお母さん」

Twitterである方がオススメしていた「好事成双」を見始めたら、主演が张小斐(チャン・シャオフェイ)という女優さんで、そういえばこの人の映画が大ヒットしていたなと思い出しました。「こんにちは、私のお母さん」という邦題で日本でも公開され、NHKラジオ…

オシャレな中国ラブロマンス「めぐり逢いの予感」

急に秋めいてきました。寒くなってくると、ロングコートを着たオシャレな男女のラブロマンスを見たくなりませんか。中国にはスラリと長身の女優さんが多いですが、中でも個人的な推しは汤唯(タン・ウェイ)です。 台湾に住んでいた頃、「金馬奨」という中華圏…

実話ベースの中国映画「薬の神じゃない!」

ライター仕事で京都に日帰り出張させてもらったので、帰りの新幹線で「薬の神じゃない!」を見ました。公開時から話題で大ヒットしたし、中国の知人にもオススメされていたのですが、実際に見てみて高評価に納得です。 「薬の神じゃない!」 あらすじ 主人公…

中国版ラストレター「チィファの手紙」

岩井俊二監督の「ラストレター」(2020年)の中国版です。 といってもいわゆるリメイク版ではなく、同じ小説を題材に、岩井監督自らメガホンを取った作品だそうです。 「チィファの手紙」 亡くなった姉・之南(ジーナン)の代わりに中学の同窓会に参加した之華(…

久しぶりの台湾野球

数年ぶりに台湾に上陸し、懐かしの天母棒球場へ。 青空がまぶしい。美しい山並みは陽明山。 ここは20年前、初めて台湾野球を見た球場だ。当時は照明設備も最低限で、客席もまばら、ライトの周りに謎の虫が大量発生していたのをよく覚えている。 バックスクリ…

定期的に読み返してしまう本

以前大学図書館で働いていたときに、毎月新刊図書の選書をしていて、 学術書を中心にした日本語書籍だけでも、こんなに出てるのか!と驚愕した。 今では書店をブラブラすることもめっきり少なくなり、 興味のある本をダイレクトにポチるのが当たり前の世の中…

いまだ残るWBCの余韻。“野球の神様”について思ったこと。

我がベイスターズの輝かしい4月が終わろうとしている。 25年ぶりの優勝という夢がちらつき、落ち着かない日々である。 夢といえばワールドベースボールクラシックだ。 強烈すぎていまだ余韻が消えない。 少年マンガから飛び出してきたようなチームと、 野球…

「華燈初上」にのめり込んだ話

2021年の台湾ドラマアワードを総ナメにしたと聞いてから、見たい見たいと思っていた本作。見始めたら止まらなかった! ドラマをイッキ見して寝不足なんて、何年ぶりだろう。脚本、キャスト、演出どれも最高の傑作だった。シーズン3までの連作で1話約50分、…

「台北プライベートアイ」を読んだら、もっと台北が好きになった。

巷子がミラーディメンション(Ⓒドクターストレンジ)のような表紙 さて今年読んだ中華ミステリーの2冊目。正直私はこっちが断然好みだった。ハードボイルドな探偵なんてベタだけど、台北のバイクの排気が漂ってくるような文章がめちゃくちゃよかった。 話題を…

「辨髪のシャーロック・ホームズ」は次作以降に期待。

最近は中国語の小説が豊作で、翻訳版も注目を浴びている。特に昨年の「台北プライベートアイ」と今年出版された「辮髪のシャーロック・ホームズ」(どちらも文芸春秋)は、ミステリー好きなら理屈抜きで楽しめる2冊だ。舩山むつみさんの翻訳も本当に素晴ら…

チキンライスとケンタッキー

もう12月ですね。一番好きなクリスマスソングは?と聞かれたら、迷わず「チキンライス」と答える。あの歌詞、歌声、ダウンタウン信者としてはグッと来ないわけにはいかないでしょう。冬の出産を前にずっと聴いていたから、息子がこの時期にふと口ずさむだけ…

ディズニープラス「台北女子図鑑」の感想を率直にお伝えします

台北女子図鑑 2022年/全11話 原題:台北女子圖鑑 ディズニープラスで配信中。日本語字幕あり。音声は中国語のみ。 雑誌「東京カレンダー」の連載をドラマ化した「東京女子図鑑」が今の東京に生きる女性を描いて話題となり、中華圏でも続々とリメイクされた…

「赤毛のアン」と女性たちの葛藤

編集者時代から1日数ページでも何か読んでいないと落ち着かない。 忙しい時期もだいたい本2~3冊を並行して読んでいて、ミステリ小説や人物伝が多い。 台湾に住んでいたときは、台北中心部でしか日本の新刊を買えなかったので、 Kindle paperwhiteを購入…

鎌倉の運動具店 マルヤマスポーツ

妹夫婦が10月にスポーツ用品店をオープン 妹夫婦が鎌倉でスポーツ用品店を開くことになった。 名前を「鎌倉の運動具店マルヤマスポーツ」という。 神奈川県はスポーツが盛んなので、 地域に根差したスポーツ用品店があちこちにあるのだが、 鎌倉にはそういう…

待ちに待った中国ドラマ第3弾が期待外れだった話

Twitterでは横浜DeNAベイスターズのことばかりつぶやいているのに、ブログは中国ドラマばかりで恐縮です。 なにしろベイスターズの方は24年の思いがあるので、文章に書き起こそうとすると全然まとまらず、 あふれる思いをつぶやきでスパークさせるしかないの…

これだけは見ておきたい 中国ドラマ時代劇 その③

中国ドラマ時代劇についてはベスト3ということで、今回でいったん終了しようと思う。最後の1本は「琅琊榜 〜麒麟の才子、風雲起こす〜」と迷ったけど、中国時代劇の人気ジャンルであるファンタジー時代劇「陳情令」を紹介。ファンタジーは苦手なのだが、こ…

これだけは見ておきたい 中国ドラマ時代劇 その②

必見の中国時代劇の2本目は、こちらもブームは去ったが根強い人気の「宮廷の諍い女」、中国版「大奥」です。私が台湾に移住した2011年に中国で放送がスタートし、一大ブームを巻き起こした。清代の後宮が舞台であり、第5代皇帝・雍正帝をめぐる後宮の女た…

これだけは見ておきたい 中国ドラマ時代劇 その①

猛暑であまり外出できない夏は、アニメやドラマにハマりがちだ。 Amazonによると一昨年は野球アニメの「メジャー」をシーズン5までイッキ見して、 昨年はひたすら「孤独のグルメ」の実写版を見続けていたらしい。 この番組で紹介された中華街の「南粤美食」…

曇り空と飛行機と小沢健二

最速の梅雨明けから一転、ようやく蝉が成虫になり、 夏らしい声を上げ始めたと思ったら雨続きであります。 梅雨に逆戻り、どころか緊急事態宣言が発令された2年前に戻っているような。 今日は少し雲が減ったようだな、と空を見上げて、 そういえば最近は飛…

幸せはすぐそばに。喫茶「各駅停車」の旅

横浜方面から都内への通勤が続いている。 都内の私鉄や地下鉄への直通電車も増えて、 特急に乗れば小一時間で着く距離なのだが、この小一時間が退屈だ。 混みあった車内では文庫本を開くのも不便で、 最近はスマホを見るのにもすっかり飽きてしまった。 この…

2003年のジョニー・デップとカリブの謎

伊集院光さんが「100分de名著」きっかけで「ピノッキオの冒険」の魅力にはまり、 ディズニーランドのアトラクションに乗りたい、 という話をラジオでしていた。ディズニーの初期映画は本当に原作が強い。 ピーターパンなんて大人になりそうな子供を●してたん…

天然100%のヘナでかぶれた話。

お得に買い物しようとして、結局送料だけ取られた。 やり慣れない節約をしようと奮闘している。 腕時計を新調したいが先立つものがないので、 ZOZO買取割というのを使って、古い時計を買い取ってもらい、 買取金額より安い時計(こっちも中古)を買うことに…

足るを知ることが、幸せのはじまり。

日本に帰国して以来の金欠であえいでいる。 夫の住民票は台湾にあるので、世帯主は私ということになる。 世帯主の収入源がアルバイトと単発のフリー仕事となり、 つまり一切福利厚生の恩恵にあずかれないので、 健康保険から年金、市民・県民税の支払いが一…

日々に感謝し、老化を受け入れるために。

仕事に感謝する日々 先月からアジアドラマの制作会社で字幕監修者として採用していただいた。 研修のため週に2回ほど都内の本社でお世話になりつつ、 別のクライアント様に紀行番組の翻訳を1本担当させてもらったので、この数週間は少しだけ忙しかった。 …

オトナになった今こそ 野球観戦を楽しもう

フリーランスとして活動を発信していくなら、実名でSNSをやった方がいいんじゃないかと思いまして、 遅ればせながら今年の4月からTwitterを始めました。それ以前はニックネームでやっていました。 フォロワー数30人ちょっとの、ほとんど誰も見ていないアカ…

「ヨコハマメリー 白塗りの老娼はどこへいったのか」撮影手記読了からの映画鑑賞

横浜のフリーランスは有隣堂と市立図書館に出没しがち 時間が空いたら、伊勢佐木モールの有隣堂に行くことにしています。関内近辺では唯一の書店で、しかも歴史があって街のシンボル的存在なので、無くなってほしくない、というのがあるんです。 だけど正直…

これだけは守りたい、40代女ライターの鉄則

ライター活動を再開します、と宣言してからはや1か月。 ダウンタウンを見に行ったり、ディズニーランドに行ったり、 あとは主に病院を回っていて、実はあまり活動していません。 家のことが忙しいというのも理由のひとつではありますが、 ライター活動を始…