季節の変わり目は健康も美容も自己管理が難しいですね。
台湾で学んだ美容法、最後は洗顔についてのお話です。
これまで2つの記事で伝えたかったことは、
我々は「泡ぶくぶくのゴシゴシ=きれいで清潔」と刷り込まれて育ったけれど、
本当にそれが正解なのか?洗いすぎて自分も地球も痛めているのでは?
ということでした。洗顔についても、辿り着いた答えは同じです。
洗顔フォームは20代で卒業
私も10代までは、いわゆるチューブ型の洗顔フォームを使っていました。
ですがもともと敏感肌だったので、脂べっとりの思春期を越えると、
乾燥による肌荒れが気になるように。そこで固形せっけんに変えました。
たまたま妹の友達のお母さんが「アルソア」のサロンを開いていて、
「いい洗顔石鹸がある」と紹介されて行ってみたのがきっかけで、
我が家の女性たちは、「アルソアクイーンシルバー」の虜になります。
ずっと楽天で購入していたので、久しぶりに公式サイトを見たら、
今は浅田真央さんがCMに出ているのですね。ステキだわ。
ナチュラルな素肌美人は洗顔から。このせっけんは今でも大好きです。
朝洗顔に泡はいらない?
すばらしい石けんでも使い方次第です。
何も考えず朝晩洗っていたけれど、たっぷり泡立ててもいたけれど、
朝ってそんなに顔汚れてるのかな?
そんな時、中国語の勉強で聞いていたインタビュー集で、
台湾のアイドル歌手、シンディ・ワンが
美肌の秘訣を聞かれて、こう話していたのです。
「朝は濡らしたガーゼで顔を拭くだけよ」
やっぱり日本の美容法って洗いすぎなのでは?
再び引き算美容に燃える私なのでした。
水洗い、でもいいんだけど…
泡で洗顔するのは、毛穴に詰まった汚れを取るためらしいけど、
毎日毎日毛穴に泡をぐいぐい入れてたら、広がりそう…。
水洗いでもいいんだけど、それだけではくすみそうな気もするし…。
毛穴ケアもクソもないほど吹き出る汗を拭いて歩いていたある夏、
台湾のドラッグストア「康是美」の洗顔コーナーにそれはありました。
運命の出会いはいつも突然
この「緑豆粉」がさまよえる洗顔ジプシーを救ってくれたのです。
緑豆というのは、春雨の原料となる豆です。
台湾では小豆のように砂糖で煮て、
そのままお汁粉のように食べたり、
伝統的な台湾かき氷のトッピングとして親しまれています。
解熱効果があるので、夏のスイーツにピッタリなのですが、
天然コスメとしても優秀で、美白効果が認められています。
台湾土産として定着した「阿原」の石けんにも
「緑豆薏仁(緑豆ハトムギ)」というのがありますね。
実は緑豆粉で感動してから阿原の石けんも使ってみたのですが、
私にはやはり粉が合っていたみたいです。
文字通り粉状なので、普段は水で溶いて顔になじませたら水洗い、
時間のある時は化粧水で溶いてパックのように使ったり、
濃さも自分で調節して、好みに合わせて使えるのも気に入っています。
ブームが来てもおかしくない
台湾から帰る時はスーツケースの半分を緑豆粉が占めます。
気に入りすぎて雑誌の台湾特集や自分のガイドブックでも
編集さんに怒られそうなぐらい何度も紹介しているし、
以前ガイドブック発売記念にトークショーに呼んでいただいた時も
プレゼントコーナーで箱ごと提供したりもしました。
その後空前のタピオカブームは来たのに
緑豆粉がバカ売れしている様子はない。ないけれど…。
日本も熱帯化しているし、
きっと緑豆粉ブームが来ると信じています。