毎年のことながら台湾は12月に入っても年末という雰囲気がまったくありません。 街に出ればクリスマスツリーはたくさん見かけるのですが、 何か決定的に日本の師走と空気が違います。 街の雰囲気というのは、人の気持ちでできているんですねぇ。
10年くらい前は野球のシーズンを振り返りながら部屋を掃除して、 年越しの準備を整えて、自分のことのように緊張しながらM-1グランプリを見たものです。 BTTFのBGMがもはや懐メロに聞こえたのは、私だけではないはず。 今年も伊集院光のラジオを毎週聞いていた私にとっては、 これが安藤なつちゃんか、という感慨も大きい5年ぶりのM-1でした。
また前置きが長くなってしまいましたが。。
今回はビーフンがおいしいことで有名な新竹の新竹棒球場をご紹介します。
ビックリポイントばかりあげてしまいましたが、ネット裏の指定席はゆったりした造りの椅子が整備されています。また内野いっぱいにネットを貼っているのも特徴。2014年に客席とグラウンドを全面改修して、2015年にはプロ野球の試合も5試合開催されました(いずれも兄弟エレファンツ主催)。
この日は大專盃預賽の輔仁大學VS北市大學戦を観戦。映画「KANO」でアキラ(吳明捷)を演じた曹佑寧くんは輔仁大學野球部員なので、アジアウインターリーグに大学の大会に大忙し。この日は大学野球の強豪である輔仁大學のワンサイドゲームで、曹くんも4打数2安打(1打席は頭部への死球)の活躍でした。
ビーフンというのは強い風を利用して作るとコシのあるおいしいものができあがるそうですが、ビーフンをおいしくする強風が野球にとっては「魔の風」となることもあるようです。
球場周辺は商店街なので、食事の調達には不自由しません。有名な新竹都城隍廟へは球場から歩いて15分。お寺の敷地内に名産のビーフンや肉団子スープを出す屋台が軒を連ねているので、観光とグルメを一度に楽しめます。ビーフンも肉団子もさすがのおいしさ。
また2016年のプロ野球日程が出たらアップしますが、新竹で開催されることがあれば、ぜひ行ってみてください。