中文熟考

中日翻訳者が綴る日々の記録

手足口病とアジアウインターリーグ

ご無沙汰しております。

台湾はついおとといまで先の見えない夏地獄だったのに、昨日急に寒波に襲われまして、30℃代から10℃代へ、1日でまさかの気温差20℃急降下、普通に頭が痛いです。

発熱した息子はなんとその後手足に水泡ができる、手足口病という病気で1週間幼稚園に行けませんでした。空港で見送った旦那もそのまま10日ほど不在でしたので、私はPCの前に座ることもままならず、ブツブツしてるだけでいたって元気な息子の体力を発散させるべく、久しぶりに仕事以外で台北を徘徊しておりました。

どうでもいいけど手足口病って名前、怖くないですか?聞くたびに口から手足が出てる妖怪のヴィジュアルが浮かびます。でも病気としてはそれほど怖くなくて、ウイルスに感染すると発熱して、その後主に口に水泡ができるというもの。喉の奥にまでできるので水を飲んでも痛いらしく、たいていの子は1日2日食事ができなくなってしまうのでかわいそうらしいです。らしいというのは、うちの子は食欲が強いのか、自分の好きなものなら痛いと言いつつ食べます。そしてめんどくさい歯磨きがスルーできるので、なんならちょっと喜んでます。

日本では症状がおさまれば登校もできるし、プールだって入れるのですが、台湾はこの手足口病に異常に敏感でして、まずかかった子供は1週間登校禁止。公共の場所にも行くなと言われます。クラスに2人患者が出たら幼稚園は10日間休校。衣類から寝具から全部持って帰って洗濯、幼稚園内も全おもちゃ全教室消毒という徹底ぶりなんです。ばいきんまんもビックリの病原菌扱いで、かわいそうといえばこの扱いが一番かわいそう。食を重視する台湾人にとって、食べられないことは最たる脅威なのでしょうか。

ようやく通常営業に戻ったと思ったら寒波かよ!というわけで、洗濯と衣替えに追われた1週間でした。

さて、そうこうしているうちにプレミア12も終わり、小久保監督バッシングが台湾にも伝わってきますが、バッシングが起きてるだけ盛り上がってたということで、1次ラウンド敗退に終わった台湾にいたっては、特に郭監督が叩かれることもなく、静か〜に幕を閉じました。この大会が今後どうなっていくのか、静か〜に見守りましょう。3月には侍ジャパンがまた台湾と強化試合をやることも決まりましたね。

そして今週末に向けて、また続々と日本のプロ野球選手が台湾にいらっしゃってます。ツイッターでもたくさんの選手が「台湾行ってきます!」とつぶやいていて、いちいちニンマリ。ご存知のとおり、明日から12/20にかけて、アジアウインターリーグが開催されます

台湾チームはプロ中心の「台灣啤酒中華隊」(青い缶でおなじみの台湾ビールがスポンサーについている)と、大学生中心メンバー「中華培訓隊」(トレーニングチーム)の2チームに分かれています。これに日本プロ野球チーム、韓国プロ野球チーム、ヨーロッパチームを合わせた5チームが参加する予定です。メンバーはこちら、スケジュールはこちらへ。この大会はCPBL主催なので、CPBL TVに登録している方はここからも中継が見られます。

台中のインターコンチネンタル(洲際棒球場)といえばプレミア12の台湾戦は立ち見も出るほどの超満員でしたが、若手中心のメンバーだし、平日の昼間なんかはガラガラだろうなぁ。私もスケジュール調整中です。