中文熟考

中日翻訳者が綴る日々の記録

初めての高雄

取材で初めて高雄へ。台北駅から高鉄(台湾新幹線)で約1時間半。 北から西南のかなり端っこ へ行くのに、東京から京都へ行くより早く着くという事実に衝撃を受ける。
台湾で移動時間が1時間を超えることはまずないので、久しぶりに電車で熟睡した。




 高雄について何も知らないまま、旅行社の友人の好意でバスに乗せてもらい、着いたのが旗津という港町。港と海水浴場に挟まれた細長〜い町なんだそうだ。
 港町だけあって、海鮮料理がすごく美味しかった。私は台湾で取れる蛤蜊という貝が大好きなのだが、新鮮な貝はやはり違う。


 この蛤蜊という貝、中日辞典で調べると「ハマグリ」と出てくるのだが、大きさは日本で食べるアサリに近く、まさしくハマグリとアサリを混ぜたような味がする。海流の違いで、これが大きく育ちながら日本海へ行くのか。それともアサリやハマグリといとこのような関係の別品種なのか。海は奥が深い。