翻訳の勉強を始めて、すぐに中国語力の問題にぶつかりました。
私の中国語力といえば、台湾で培ったリスニングとインタビュー力。
必要に迫られると人間けっこうなんとかなるものです…。
中国語検定は2級、HSKは5級。次は6級を受けようと思ってます。
これくらいできる人なら腐るほどいるだろうし、実際に翻訳学校の課題に
取り組んでいても、意味が取れないセリフや文章にしょっちゅうぶち当たります。
通訳・翻訳といえば、一流大学の外国語学科出身の語学エリートが、
さらに努力を重ねてなるイメージですよね。米原万里さんみたいな超才女の仕事。
いい大学でも、中国語学科出身でもない私がなれるのか?とは思いました。
40過ぎての挑戦に、やる前からできない理由ばかりが浮かんできて、
kindleでポチってしまったし。ちなみにこれは老い支度の本だった…。
けど人生紆余曲折あって、台湾で暮らした結果、
なんとか中国語が使い物になってきた、というのが現状です。
私の場合はいまここから、持ってるもので勝負するしかない、と開き直りました。
語学力アップのための努力は、歳を取ってもできるしね。
この春から翻訳学校の課題に取りくんでいるのですが、
火急の課題は「北京語に慣れること」だと気付きました。
台湾の中国語は台湾華語と別名をつけられてしまうくらい北京語と違うんです。
単語とか発音が違うと言われがちだけど、何より表現が違う。
「いま行く」も台湾では「現在過去」なのに、北京語だと「现在过来」という。
「ちょっと通して」も台湾では「接過一下」というのに、
北京語では「让一下」という。全然違うでしょう?
だから始めは、簡単な日常会話でも、スッと頭に入ってこなかった。
まずはこれを何とかせねばと思い、時間があれば中国のドラマとかバラエティを
見るようにしていたら、少しずつ台湾華語とのギャップが埋まってきました。
簡単な表現を訳すのに時間がかからなくなり、一歩前進した気がしています。
語学は本当に日進月歩。今後も自分に足りない力を強化していきたいと思います。